徒然なるまゝに

心にうつりゆくよしなしごとを書いてみる

ブリジャートン家4はヒーローの成長物語

ブリジャートン家の三男コリンと、コリンにずっーと片思いのペネロペの物語。他の兄妹の結婚騒動に比べて、コリンの意思が固まれば、全く障害もなく誰からも祝福される結婚。家柄の格差もなく、近所同士でお互いの家族もよく知っていて、ペネロペはブリジャートン家の皆んなに好かれている。

人気者のコリンには実は悩みがあるが、どう解決したら良いのかわからずモヤモヤしていた。その悩みの根源的なものを偶然ペネロペに気づかれてしまったことから2人の距離が縮まる。そして、2人の秘密の「興味」が一緒であることがわかり、なんなら、ペネロペは、それを10年前から仕事としていて既に偉業を達成しているが、コリンはペネロペの才能に嫉妬し、無意識に問題をすり替えて彼女の偉業を侮辱してしまう。愛する人に自分の努力を認めて欲しいと思っていたペネロペは不満と不安が募る。

これは、コリンが子供から大人になる物語のような気がする。

メインの内容からそれるが、コリンの妹でペネロペの親友のエロイーズが意味深な言葉を残して舞踏会から抜け出して居なくなったことが気になるので、早くブリジャートン家5を読みたい。